ビジネス英語の雑談力アップ!「スモールトーク」で関係を築く8つのポイント
Index
スモールトークとは、日常生活やビジネスシーンで使われる「雑談」のことを指します。雑談と聞くと少し軽く感じてしまうかもしれませんが、実はとても重要なコミュニケーションスキルです。
今回の記事では、奥が深い雑談スキル「スモールトーク」の重要性や押さえておきたいポイントなどを整理します。
スモールトークは相手に良い印象を与えるだけでなく、信頼関係を築くためのステップになるみたいだよ!
ビジネスシーンでのスモールトーク
初対面の人との会議で、本題に入る前に雑談(スモールトーク)をした経験はありませんか。スモールトークは、天気や趣味など当たり障りのない話題でリラックスした空気感や親しみやすさを醸し出すことによって、相手との距離感を縮め、円滑なコミュケーションにつなげていくスキルのひとつです。
当たり障りない話題と聞くと「それって必要なのかな?」と思うかもしれません。ですが、スモールトークを積極的に使うことで、相手の考え方を知ることができたり、新しい発見があったり、そこからさらに深い会話へと発展できるきっかけが生まれることもあるようです。
スモールトークの主な目的
- 堅苦しさや緊張感を和らげる
- 相手の情報や興味を探る
- 相手との距離感を縮める
- 会話の流れを作る
- 相手に敬意を表す
英語圏ではビジネスの場のみならず日常生活でも活用されているスモールトーク。雑談とは言え、その背景にはしっかりとした目的があります。改めて目的を意識した上でスモールトークを使ってみましょう。
英語でのスモールトーク
昨今のグローバル化やデジタル化の進展で、ビジネスシーンにおいてもさまざまな国や文化の人々と接する機会が増えてきました。英語圏ではコミュニケーションスキルとしてスモールトークが重視されており、幼い頃から慣れ親しむよう教育されることもあるようです。また、国際的なビジネスパーソンにとってスモールトークのスキルを磨くことは重要な投資の一つという考え方もあり、体系的に学んでいる方も多いと聞きます。
スモールトークに馴染みの薄い日本人には、英語圏の人と、しかも英語でスモールトークをすることはハードルが高いと感じるかもしれません。ですが、大事なことは、相手の国や文化を尊重し、距離感を考慮してスモールトークを「楽しむ」ことです。距離感と聞くと難しく感じるかもしれませんが、双方が快適で楽しい、ポジティブな会話をするという点を意識すれば、自然と会話が進むのではないでしょうか。
スモールトークにはどんなポイントがあるのかな?
英語の雑談力アップを目指して、とらんと一緒にポイントを見ていこう。
押さえておきたい8つのポイント
建設的なコミュニケーションを築く上で、スモールトークを使う際に意識しておきたいポイントをいくつかご紹介します。英語のフレーズ例も交えながら紹介していきますので、ぜひ使ってみてください。
1.オープンエンドの質問をする
YES/NOや単語だけで回答できる質問ではなく、会話を広げられるような質問をしましょう。
<フレーズ例>
Have you seen any interesting movies recently?
(最近、面白い映画をみましたか?)
2.共通の話題を見つける
ビジネス上で共通する話題を取り上げることで、会話が自然と盛り上がります。
<フレーズ例>
Are you still working at the marketing department with Sato san?
(今も佐藤さんと一緒にマーケティング部で働いていますか? )
Do you often go on business trips?
(出張にはよく行きますか? )
3.個人的な話題は避ける
宗教、人種問題、政治、身体的な特徴、年齢、収入、結婚の有無など、個人的な話題は避けましょう。
4.視覚的な情報を与える
ボディーランゲージや表情を使い、スモールトークに積極的に参加していることを示しましょう。表情や身振り手振りだけでなく、相手と目を合わせて会話することも大切です。
5.アクティブリスニングを意識する
相手の話を注意深く聞き、関心を示すことで、相手も話をしやすくなります。例えば、視線を合わせて頷いたり、微笑んだりして共感を表します。言葉を繰り返す、自分の言葉で言い換える、相槌を入れることも効果的です。
<フレーズ例>
That makes sense. (そうですよね。)
I’m so happy for you. (良かったですね。)
That’s interesting.(面白い / 興味深いです。)
I feel the same.(同感です。)
Awesome!(いいね!)※カジュアルな表現
6.複数の話題を用意しておく
会話が途切れたときに備えて、複数の話題を用意しておきましょう。
<フレーズ例>
Are you working on any exciting projects lately?
(最近、何かワクワクするようなプロジェクトに取り組んでいますか?)
Did you try any delicious food during your visit to Japan?
(日本にいる間、何かおいしいものを食べましたか? )
7.相手の様子をみる
スモールトークに乗り気でない人もいるため、相手の表情や声のトーンに注意を払うことも大切です。目を合わせてくれない、笑顔がない、姿勢をこちらに向けない、などを感じる時は、深追いせず、会話を切り上げて本題に入りましょう。
8.スムーズに会話を締めくくる
スモールトークにかける時間が長すぎると本題を話す時間に影響が出てしまいます。楽しいスモールトークができたことや情報提供への感謝を伝えて締めくくりましょう。時間が限られているなどの理由を述べ、本題に移りたいと伝えればスムーズに会話を締めくくれるでしょう。
<フレーズ例>
While the conversation is getting lively, unfortunately, our meeting time is limited, so I’d like to get started.
(会話が盛り上がってきたのにあいにくですが、会議時間が限られているので始めたいと思います。)
By the way, how is the progress of this project?
(ところで、今回のプロジェクトの進捗はいかがでしょうか。)
Let’s get down to business. I have a lot to ask you about the project today.
(本題に入りましょうか。今日はプロジェクトの件でお聞きしたいことがたくさんあるんですよ。)
相手の反応や雰囲気に気を配りつつ、適切なタイミングと言葉を選んで会話を締めくくることが大切です。強引に会話を切り上げたり、無関心と取られたりしないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?スモールトークは雑談とは言え、なかなか奥が深いですよね。その分、積極的に活用することでコミュケーションが円滑に進み、将来の取引やパートナーシップにつながる可能性も秘めています。ビジネスを拡大できる機会と捉え、日ごろからスモールトークを意識して、コミュニケーションスキルを伸ばしていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
翻訳センター インサイドセールスチーム
とらんちゃん
「とらん」だけに「トランスレーション(翻訳)」が得意で、世界中の友達と交流している。 ポケットに入っているのは単語帳で、頭のアンテナでキャッチした情報を書き込んでいる。
- 生年月日1986年4月1日(トラ年・翻訳センター創業と同じ)
- モットー何でもトライ!
- 意気込み翻訳関連のお役立ち情報をお届けするよ。
New
新着記事
2024.12.11
- イベントレポート
2024.11.27
- 翻訳あれこれ
2024.11.13
- 翻訳あれこれ
2024.10.30
- イベントレポート
お問い合わせ窓口
(受付時間:平日10:00~17:00)
新規のお問い合わせ、サービスについてのご質問など、お気軽にお問い合わせください。