特許翻訳の研修生制度
研修生制度は、特許翻訳者育成を目的に当社が2012年から始めた制度です。研修生として採用された方には、数ヶ月間、当社の仮登録者として在宅でお仕事をしていただき、納期のある実際の案件を翻訳していただきます。これにより、お客様の翻訳に対する多様なご要望を直接知ることができ、納期を守るためのスピード感も身につきます。翻訳が終わると、品質管理を担当している経験豊富な社内の制作スタッフが丁寧に校正し、研修生にフィードバックします。研修期間中は、基本的にこの『翻訳』→『校正』→『フィードバック』の繰り返しですが、さまざまな案件を途切れなく経験することにより、確実に実力が向上します。そして、研修修了後、当社に正式にご登録いただき、在宅翻訳者として仕事をしていただきます。
これまでに約40名がこの研修生制度を通じて当社にご登録いただいており、全員が特許翻訳者として仕事が途切れることなく多忙な日々を過ごされています。
研修生制度の魅力
研修期間中は経験豊富な社内翻訳者、校正者などの制作スタッフ、プロジェクトマネージャに常に質問ができるため、初めからお一人で仕事をするのとは違い、どんな疑問でもすぐに解消することができます。また、業界トップの翻訳会社としてこれまで蓄積してきた特許翻訳のノウハウやテクニックを実践形式で学べるというメリットもあります。
この研修制度は、「特許分野での経験や知識は多少あるけれども、特許翻訳そのものの経験がない。どうすればプロの特許翻訳者になれるのだろうか」と考えていらっしゃる方には最適の制度です。
( 研修生制度担当:碓井真理子 )
研修フロー
- step1事前研修
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翻訳業務研修に入る前に、実案件で使用している翻訳支援ツールや翻訳業務に必要なツールの研修を受けていただきます。
- step2翻訳業務研修
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制作スタッフ指導のもと、実際の業務に近い環境で翻訳作業を行っていただき、翻訳者としてのスキルを身につけていただきます。
- step3翻訳・校正
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必要に応じて用語集、コメントを作成しながら翻訳・校正作業
- step4翻訳者登録
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数ヶ月〜約半年で研修終了後、翻訳者として登録いただきます。
研修生の感想
当社の研修制度を選ばれた経緯を教えてください。
翻訳学校を卒業したものの就職時に必要な実務経験がなくて困っているときに、翻訳センターの研修制度を見つけました。この制度の魅力は、実務経験がなくてもスタッフの方々のフィードバックを受けて、お給料をもらいながら実際の案件に取り組めるところです。
研修内容はどのようなものでしたか?
2日間ほど特許翻訳の基礎やツールについての課題をこなした後、特許明細書の翻訳に取り掛かりました。指定納期はありますが最初は十分な余裕をとってもらえます。研修では通常の翻訳に関すること以外にも、特許特有の翻訳テクニックやその意味、お客様ごとの指示事項の意図、翻訳用エディターの細かい使い方、翻訳文を見直す際のさまざまなツールについても丁寧に教えていただけました。スタッフの方々にわからない点を質問できる環境も出社型研修のメリットだと思いました。
現在のご活躍と、研修の感想について教えてください。
和訳の研修終了後、家庭環境の変化に合わせて働き方を何度か変えてきましたが、翻訳センターではその都度柔軟に対応してくださいました。和訳の研修から数年後に英訳の研修を終え、現在は登録翻訳者として在宅で仕事をしています。研修は貴重な勉強の機会であり、プロジェクトマネージャや制作、他の研修生など、普段はお会いできない方々とコミュニケーションをとることができて、楽しい毎日でした。研修のおかげで私は翻訳者として自信を持って仕事に取り組めています。翻訳センターの研修制度は、翻訳者になりたい多くの方々の夢を叶える助けになると思います。
※2022年5月現在、パートタイムでの募集ではなく在宅フリーランスでの募集に変更となっております。研修内容に変更はございません。
- 登録に関するお問い合わせ
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〒108-0073 東京都港区三田3丁目13番12号 三田MTビル7階
担当: 制作統括部 トライアル担当
E-mail: freelance@honyakuctr.co.jp
- 各種登録お申し込み
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