「翻訳をお願いしたい!」のその次は?初めての翻訳依頼のときに読むページ(後編)
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今回の記事は、初めての翻訳依頼のときに読むページ(後編)だよ。翻訳納期や、翻訳工程について紹介するよ。
翻訳ってどれくらい時間かかるの?納期の目安とは!?
翻訳ってどれくらいでできるものなのか、なかなかピンときませんよね。
納期を伝えると、「意外と早くできるね」と言われることもあれば、「結構時間がかかるね」とも言われます。ベストの納期を提示してますが、お客さまの反応はどうかなと、営業はいつもドキドキします。
納期について、私たち翻訳センターのWEBサイトには、下記のように提示しています。
「翻訳者ひとりの1日の標準的な翻訳量は、英文和訳で原文英語約1,400ワード、和文英訳で原文日本語約3,500文字です。」
まず、文字数って?どうやって数えるの?
「1,400ワード?3,500文字?今持っている原稿が何文字なのかな・・・。数えないといけないの?」
いいえ、もちろんそんなことはなく、Word機能でカウントできます。
ここで、とらんの小話を披露! ちょっと昔までは、本当に手作業でカウントしていたよ。入社したら、カチカチカウンターを渡されたんだ。その頃は、まだ持ち込みやFAXでの入稿が多かったんだよ。今は、Wordなどのデータ原稿をもらえることが増えたので、テキストがうまく読みこめない部分のみカチカチしているよ。
文字数のカウント方法 Wordを使う
Wordのカウント機能を紹介します。
Wordの[校閲]タブにある[文字カウント]を押すと、カウントできます。
翻訳センターでは、日本語の場合は[文字数(スペースを含めない)]に表示される数字、英語の場合は[単語数]に表示される数字を使っています。
※翻訳会社によって異なる場合がありますので、ご注意ください。
「翻訳したいけど、ほとんどが表や図で数字が多い。数字分の料金もかかっているの?」と質問いただくことがあります。
例えば、下記のような表です。
翻訳が必要なのは、「番号」「型番」「繰越数」「入庫数」「出庫数」「在庫数」だけなので、翻訳が必要なのは16文字だけですが、こちらの表をWordですべてカウントしたら、207文字です。もっと数字が多いファイルだとどうなっちゃうのと気になりますよね。
翻訳会社によりますが、こういった表内の独立した数字は、基本的には翻訳対象としてカウントしていませんのでご安心ください。
ただし、言語によっては「1,000」「1.000」「1 000」と色々な表記の仕方があるので、一概に数字を翻訳対象外とするのは要注意です。翻訳会社に確認するのがよいでしょう。
なお、ExcelやPowerPointにはWordのようなカウント機能が搭載されていません。複雑でない原稿でしたら、Wordにコピペしてカウントをするのが、てっとり早いです。
原稿が大量の場合や、翻訳が必要な部分だけをカウントしてほしいという場合は、私たちプロがカウントしますのでぜひ担当者に相談してみてください。
ここからは、翻訳納期の目安について解説いたします。
翻訳納期の目安
翻訳者の時間≠納期
先ほどの記事では「和文英訳の場合、翻訳者ひとりの1日の標準的な作業量は3,500文字」とありました。しかし、これは翻訳者のみの作業量なので、翻訳会社が翻訳を納品するには、もう少し時間がかかります。
翻訳の主人公は、もちろん翻訳者ですが、翻訳者以外の登場人物も工程を支えています。
その他の登場人物紹介
- 営業:お客さま窓口、契約全般、見積もり作成
見積もり作成は、プロジェクトマネージャが対応することもあります。 - プロジェクトマネージャ:翻訳工程の作成、翻訳者、チェッカーの手配、検品、納品
なお、次の3~5までの登場人物の作業を指示、管理するのもプロジェクトマネージャです。
- サポートチーム:原稿の前処理、複雑な原稿などの見積もりの文字数カウントなど
翻訳者に翻訳原稿を渡す前に、翻訳しやすい状態に整えます。画像になっているテキストの文字起こしをしたり、不自然な改行を外したりします。 - チェッカー:翻訳のチェック
社内校正者や、フリーランス校正者が担当します。 - DTPオペレータ:レイアウト
翻訳後の文章を原稿どおりの見た目にレイアウトします。WordやExcel、PowerPointだけでなく、Illustratorや、InDesignなどのAdobe系も対応可能です。
他の登場人物も案件によっては、集合します。
例:動画編集者、ナレーター、など。
都度、最適な人物を選び、クエスト(各案件)をこなしていくのは、ゲームに似ているかもしれません。クエストによっては、チェックのみの案件、レイアウトのみの案件など、翻訳者がいないまま進行することもあります。
少し話がそれましたが、つまり、この登場人物の数も納期に影響してきます。
- 納期=翻訳者の時間+(登場人物の時間✕人数)です。
結局、3,500文字、日英翻訳で何日かかるのか。
先に上げた3,500文字以内の原稿で、通常案件の場合、依頼日からだいたい3~7日後の納品が可能です。
翻訳者の時間が、1、2日程度、その他の登場人物が残りの日数となります。
※納期は、依頼内容や翻訳言語、専門性などによって変わります。希望日があれば別途相談してみてください。
最後に、見積もり自体にかかる時間について説明します。
見積もりは、すぐもらえるの?
見積もりは、通常1営業日程度で提出します。こちらも、お急ぎの場合は担当者に相談してみてください。
※原稿の量が多いと、見積もり提出までに時間がかかる場合もあります。
まとめ
いかがでしたか。今回は見積もりの納期や、文字数のカウント方法について説明しました。前編、後編にわたりお届けしましたが、問い合わせてみて初めてわかることも多いので、気になる方は、下記の「翻訳センターへ問い合わせる」よりご連絡ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
※Word、PowerPointおよびExcelは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。
翻訳センター インサイドセールスチーム
とらんちゃん
「とらん」だけに「トランスレーション(翻訳)」が得意で、世界中の友達と交流している。 ポケットに入っているのは単語帳で、頭のアンテナでキャッチした情報を書き込んでいる。
- 生年月日1986年4月1日(トラ年・翻訳センター創業と同じ)
- モットー何でもトライ!
- 意気込み翻訳関連のお役立ち情報をお届けするよ。
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