事例紹介
大手企業 知財部門様
背景
年間数百件の特許出願を行っている大手企業様。多数の翻訳発注担当者がおり、発注する翻訳会社もばらつきがありました。そのため、出来上がった翻訳文は一貫性がない状態でした。そこで、一定の翻訳品質を維持する手段として、技術分野別に翻訳メモリを蓄積、さらに業者選定をして翻訳発注先の一元化及びコストの改善、を検討したいとのご相談をいただきました。
提案内容
当初は「翻訳メモリの蓄積をしたい」というご相談からスタート。どのような効果を期待されているのか、どの分野で必要なのか、予算はどのくらいか、などお客様と打ち合わせを重ねました。幅広い技術分野での特許取得数が多い企業様でしたので、「技術分野別」に翻訳メモリを蓄積するご提案をしました。翻訳メモリを蓄積すると、過去の翻訳や他の担当者様から依頼された翻訳のメモリを反映させることができるため、翻訳の一貫性を保つことができます。さらに、ご依頼件数が増えれば増えるほど、翻訳メモリは蓄積され、より良い品質を維持した翻訳をご提供することが可能になります。
成果
ご依頼件数が増加すれば、翻訳メモリの蓄積も比例して増加し、より高品質な翻訳をご提供することが可能になるため、お客様からのご依頼は必然的に増加いたしました。一定期間内で一定件数をクリアいただくと、コストダウンを実施するという、ご依頼件数に応じた段階的なコストメリットのご提案をいたしました。ご利用いただければいただくほど、翻訳メモリが蓄積され、翻訳の一貫性及び高品質な翻訳をご提供できるこのサービスは、ご依頼件数の増加に伴いコストダウンにも貢献し、その後も継続してご発注をいただいています。