事例紹介

外資系製薬会社様

副作用報告の大量短納期を
実現する専門チーム

分野
医薬
言語
日本語から英語
翻訳文書
副作用症例報告書

03

背景

迅速な翻訳が求められる
副作用症例報告

海外に本社を置く外資系製薬会社様の多くは日本国内で日々発生する副作用の症例報告書を英訳し、本社に送信しています。この過程では迅速な翻訳が求められ、機敏な判断力が必要となります。そのため担当者は、この分野の専門知識のほか、お客様各社が運用している薬剤や症例の種類に対応した翻訳ルールを熟知していなければなりません。原文には大きく分けて医師や薬剤師が自ら書く報告書と製薬会社の調査結果を反映した評価書の2種類があり、作成過程の違いによる原文のばらつきを整理しながら翻訳するのはもちろん、報告書と評価書の内容の整合性も確認しています。

提案内容

1日あたり50~100件の即日納品

本プロジェクト発足時、お客様のための専任チームを結成したあと、まず行ったのは副作用症例報告書を翻訳するためのマニュアルづくりでした。多い日には100件に達する報告書を即日納品するため、複数の翻訳者が作業にあたりますが、各翻訳者がひとつの共通マニュアルに従って作業することで、短時間で均質な翻訳を作成することができるようになりました。プロジェクト発足から5年以上、対象文書の拡大や対応件数の増加など、お客様からの需要の変化に対応し続けることができたのは、弊社の強みのひとつである、医薬分野の登録翻訳者、その数約1,700人という豊富なリソースがあったからこそです。

成果

この業務からしか得られない
ノウハウの蓄積

また本プロジェクトでは、担当プロジェクトマネージャがお客様の業務システムを使用させていただくことで案件の進捗管理を行います。チームには製薬会社で実務を経験した翻訳者が品質管理者として常駐し、在宅の登録翻訳者による翻訳の精査や品質管理に携わっています。そして、一例をあげれば、納品後お客様からいただくフィードバックを品質管理者が各翻訳者へ確実に伝達・共有するなど、品質向上の確実な仕組みが準備されています。継続的な協調関係を通じて、お客様の社内での業務進行についても理解を深めることができ、海外の本社に報告する際に誤解の生じにくい評価書の書き方についてなど、お客様から度々ご相談をいただくまでになりました。